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スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ ネタバレなし感想

(ネタバレなしのレビュー。エピソードバレはないが話の流れがわからない程度の全体的な雰囲気の描写はあるので、それも避けたい場合は逃げてください)





最後のジェダイを観てきた。

映画館へ行く前はクスリを盛られた子犬の如くはしゃぎ回っていた。公開最速で観られなかったのでネタバレ回避に全力を尽くした。

あまりにも情報量が多すぎて未だに整理が追いついていないが、とりあえず良かった。
上映時間は今作がシリーズ最長だそうだが、そんな長い時間のなか一瞬たりとも見飽きることはなかった。正直言ってちょっと笑っちゃいそうなアホくさいシーンはあったけれども。

細かいことは後日書くとして、ひとまずネタバレなし(雰囲気だけ、細かいエピソードなし)の感想。







アツいしとても面白かった。ep5っぽさもありつつ今までにない雰囲気を感じてスター・ウォーズファンの好き嫌いは分かれるかもしれないが私は好きだ。
所々ハリポタやジブリすら感じるシーンがあって笑ってしまった(謎の精神ターン)。

登場人物はみなカッコ良かった。少々掘り下げの浅さも感じたが十分詰め込みまくっているのでこの辺で丁度いいのだろう。

宣伝では散々「衝撃的な展開」を謳っていたが、その言葉に偽りはない。この流れなら次はこうなるだろうなぁという観客の予想をことごとく裏切ってくる。
ことこの作品に関してはネタバレは絶対に避けるべきだ。ネットの海には思いもよらない所に唐突なネタバレが潜んでいるので観るまではおちおちネットもできない……


ep7ののち役者インタビューなどを散見する中で不安に思っていたのが、キャラクターの印象が崩れないかという点だが、その心配はない。
既存キャラはちゃんと大事にされているし、新キャラもますます好きになれる作品だ。……と個人的には思っているが、小さい頃からスター・ウォーズとともに育ってきました的な思い入れの強いファンからすると違うのかもしれない。

ゆるくオタクをやっていると作品の新シリーズを作る際に元々のキャラを新キャラの踏み台にするなどないがしろにして既存ファンの反感を買っている場面を散見するが、スター・ウォーズサーガの新シリーズではレイやフィン、ポー、そしてカイロ・レンといった新キャラを魅力的に造形しながら旧キャラの物語もしっかり続いており、各々が信念を持って生きているところが伝わってくる。そこはエピソード7・8を通じて続三部作の優れている点の一つだと私は考えている。


いやしかし、本当に情報量の多い作品だった。キャラも増えているわ、次々と場面は展開するわで一瞬も気が抜けない。
終わってみてちょっとよくわからんぞと思うシーンがちょいちょいある。良くも悪くも詰め込みまくっている。

一度観ただけだと飲み込めていない部分もあるので、スケジュールが許せば少なくともあと二回は観ようと思っている。

バレありの詳しい感想は後日。